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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

【応接間の冷たさ】「楽しきわが家―少女スタイルBOOK」/宇山あゆみ

楽しきわが家―少女スタイルBOOK (らんぷの本)

楽しきわが家―少女スタイルBOOK (らんぷの本)

 ★★★★☆

 

前にも宇山あゆみさんの本を楽しく見て・読んだのだけど、この方は金持ちのお嬢様なんでしょうね。

私とは世代が違うからよくは分からないのだけど、裕福な家庭で育ったんだろうなというのが、写真から文章から漏れるように伝わってきました。

昭和30~40年代の家庭の小物、生活用品、服などがたくさんの写真と、著者のエッセイがぎっしり詰まっています。

 

 

掲載されているレトロな小物や生活用品は可愛いかれど、この時代に生まれたいかと言われると答えは否ですね。

何だかんだいって、自分が生まれ育った時代に愛着があるのか?なんて思ったり。

裕福な家庭のお嬢様に生まれることが出来るならいいかもしれないけれど、庶民だと貧乏だろうし、衛生面も不安が大きい。

こうやって、物質的に恵まれた世代に育って過去をレトロで素敵って言ってるのが一番いいのかもね。

 

 

著者と世代的に違うせいで実感として「懐かしい!」とならないものが多いのだけど、応接間の写真と描写は「懐かしい!」を感じました。

祖父母の家にあった何故かあった応接間。

合皮のソファー、ガラスのケースに入ったフランス人形、レースのテーブルセンター、重い重い灰皿(凶器になりそうなくらい)、何か豪華な電球、決して読むことのない分厚い本がずらりと並んだ本棚。

応接間なのにお客さんがきても誰も応接間に行かないし、よく分からない部屋でちょっと不気味な感じもして、著者が書いているようにひんやりしてるんです。

夏に合皮のソファーのひんやり感を味わったりしたなあ。

 

少女スタイル手帖 (らんぷの本)

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少年少女レトロ玩具箱 全集・シリーズらんぷの本

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