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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

【潜上タイプに気をつけろ】「満たされない自己愛―現代人の心理と対人葛藤」/ 大渕憲一

 

満たされない自己愛 ――現代人の心理と対人葛藤 (ちくま新書)

満たされない自己愛 ――現代人の心理と対人葛藤 (ちくま新書)

 

 ★★★☆☆

自己愛についてぎっしり細かく書かれている本。

自己愛については非常に興味があるのは、私自身も自己愛があると思っているから。

 

本書には自己愛診断テストが付いているのだけど、やってみると全部の基準値を下回っていて「あれ?私は自己愛人間ではないのかな?」と不思議に思ったと同時に少し安心した。

しかし、読み進めていくと「自己愛潜上タイプ」というのがあって、これに当てはまっていた…。

 

おとなしく控えめで、自己顕示的でもない。

むしろ傷つきやすく、人付き合いを避ける傾向がある。

一見、自己愛的ではない。

彼らの心の中には堅い自我、強固な自尊心が秘められている。

彼らの特徴は自意識が強いこと、自己にとらわれていること、つまり強い自己感心にある。

内向的で引っ込み思案に見えるのは、プライドを傷つけられるのを恐れるからで、傷つくのを恐れて人との深い交わりを避けようとするのである。

 

全てではないが当てはまるところがある。

またネット上でもこのタイプはよく見る。

 

自己愛人格障害は自己愛でも社会とよく適応している人と違って人に対する思いやりや共感性がないからだそうだ。

パーソナリティ障害とかも一歩間違えれば病気で、一歩違えば魅力的な人物になるし、このあやふやさに興味がそそられる。

 

本書はかなり細かく書かれていたので、他の自己愛系の本を読んでも新たな切り口で書かれているか、実際の例をあげて詳しく解説している本以外はあまり読んでも意味がない気もする。

満たされない自己愛 ――現代人の心理と対人葛藤 (ちくま新書)

満たされない自己愛 ――現代人の心理と対人葛藤 (ちくま新書)