いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「女子読みのススメ」/貴戸理恵

 

女子読みのススメ (岩波ジュニア新書)
 

★★☆☆☆

10代の女の子を対象にした著者がおすすめする作品を紹介した本。

テーマは「学校」「恋愛」「家族」「大人になること」の4つで、主に30代までの女性作家によって書かれたものを取り上げている。

 

本の紹介と考察はとても丁寧に紐解かれていて、本末転倒になりますが、紹介されている本を読まなくていいほど。

あまりに丁寧に考察されて、更に結論づけられていることが、かえって「読んでみたい!」という思考に結びつかなかったのは残念でした。

 

そして、もう一つ。

10代の女の子におすすめするには、あまりに過酷な物語が多いということ。現実の辛さも分かるけれど、将来に夢をみたい年頃でもあります。ちょっとくらいは、「プラダを着た悪魔」とか「キューティーブロンド」みたいなわくわくする華やかな世界に思いを馳せたいはず。そのあたりについては、著者はどう思っているのだろうか。

 

気になったのが、著者は小学生の時に不登校をしていて、プロフィールには東京大学大学院となっていること。

不登校の小学生がどのような過程を踏んで、東大の大学院まで行けたのか、そっちの方が気になりました。

私も不登校時代がありましたって言っても、東大の大学院まで行った人に上から目線でアドバイスされているようで微妙。

現在、不登校で悩んでいる子にとって希望になるかもしれないけれど、普通は一度レールを外れると、人生詰みます。

 

本書で紹介されていた本で、興味を持った本を3つ。

まともな家の子供はいない

まともな家の子供はいない

 
底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

 
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