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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「インターネット・ゲーム依存性 ネトゲからスマホまで」/岡田尊司

インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで (文春新書)
by カエレバ

★★★☆☆

最新の画像解析により、衝撃的な事実が明らかになった。

インターネット依存者の脳内で、覚醒剤依存者と同様の神経ネットワークの乱れが見られた。

上記のデータから、インターネット・ゲーム依存(主にゲーム)についての著者からの見解が述べられている。

かなり煽りが強い文章ではある。

それだけ深刻だと著者は訴えたいのだと思う。

ほぼネットゲーム・スマホゲーム中心だったので、ネット依存については参考にならない。

もしも、子供がゲームにハマっている親が本書を読んだならば、「今すぐやめさせないと大変なことになる」と慌てる可能性もある。

ゲーム依存からの回復に関して、結局、本人や医療機関などのサポートより、親次第ということのようだ。

本書で述べられている出来た親なら、子供が重度のゲーム依存になることもないだろうと思う。

親に恵まれない子供はどうしようもない、お手上げであるような書き方だ。

気になったところだけ、引用しておきます。

インターネット・ゲーム依存に限らず、胸をときめかせるような行為はすべて、報酬系の興奮、つまりドーパミンの放出を伴うと考えられている。強い歓喜の刺激の瞬間には、βエンドルフィンなどのオピオイド(麻薬様物質)も放出されるが、それも最終的には、ドーパミンの放出を増やす。そして脳は、その味を覚えると、いつのまにかその行為を繰り返すようになる。

たとえば、メールや自分のブログ、フェイスブックを必要以上にチェックしてしまう人は少なくないだろう。また、特に目的もなくネットサーフィンをしたり、動画サイトを見る人も大勢いるだろう。一見、報酬のないのに繰り返してしまうように思えるかもしれないが、実は、何度か報酬の味を学習し、また報酬が得られることを期待しながら、その行為をしているのである。

これは思い当たりすぎる。

毎日やってしまっている。。。

何らかの疎外状況、ストレス状況によって、現実の世界に居場所を失い、自分の存在価値を味わえなくなることが適応障害だが、それを代償する手段として、耽溺的な行為が増加する。

インターネット・ゲームへの依存を、本当の意味で卒業するためには、それによって埋めていた心の穴を他の方法で埋めなければならない。現実の生活の中で満たすことのできるように、その機械や行動を増やしていく必要がある。

それは本人も十分わかっていることだと思う。

現実での居場所がないからネットに入り浸ってしまうので、社会と関わる場所がないのが問題。

体が特に問題ない人はいいけれど、病人にはどうしろと?