いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「初恋」/トゥルゲーネフ

初恋 (光文社古典新訳文庫)
by カエレバ

★★★★★

青年の少年時代の初恋の独白が物語になっている。

トゥルゲーネフは自分の作品の中で一番愛していた作品だと語っていたそうだが、

自身の初恋の物語でもあるのかなと思った。

少年が年上のコケティッシュな魅力の令嬢に惹かれていく様が、とてもみずみずしく、時に純粋さ故に官能的にも感じられて、一度しかない”初恋”に思いを馳せてしまいます。

ジナイーダの印象に残っている台詞を引用。

「どうして詩が素晴らしいかっていうと、詩を読むと、この世にないものまでわかるからよ。

しかも、この世にないもののほうが、この世にあるものより素敵でずっと真実に近いんですもの」

私が本や音楽に求めているものも、ジナイーダと同じものをその中に求めているなのかもしれない。

16歳の少年ウラジーミルは、年上の公爵令嬢ジナイーダに、一目で魅せられる。

初めての恋にとまどいながらも、思いは燃え上がる。しかしある日、彼女が恋に落ちたことを知る。だが、いったい誰に?初恋の甘く切ないときめきが、主人公の回想で綴られる。作者自身がもっとも愛した傑作。

Amazonで「初恋」の詳細を見る>>>

楽天で「初恋」の詳細を見る>>>

広告を非表示にする