いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「問題は、躁なんです 正常と異常のあいだ」/春日武彦

by カエレバ

★★★★☆

何だこのダジャレみたいなタイトル…。

春日先生が考えたのでないことを祈る。

躁について述べられているのだけど、患者の実例はほとんどなく、異常な事件の犯人や有名人が躁(または躁状態)だったのではないかという考察を書いているエッセイっぽい。

読み物としては興味深く読めるが、躁病で実際に悩んで救いを求めている人が手に取っても落胆するだけであると思う。

躁状態はテンションが高く、万能感があり、正しく知らないうちはその状態が羨ましく思えるかもしれない。

私もどうにも気分が優れない時、躁状態ってどんなのだろう?と興味を持ったが、本書を読むと大変なもので、躁状態に対する思いはガラリと変えられる。

本書でもあったように、芸能人や芸術方面で活躍してる人は躁状態であっても気づかれにくいし、逆に躁状態が人々を魅了するほどで、非常にあやうい。

そういえば、明石家さんまが「軽い躁状態」と言われたことがあると言っていたが、あながち間違いじゃないのかもしれない。

自律神経失調症について書いてあった箇所を引用。

診断書に「自律神経失調症」と記されることについて。

精神科的には、「心の病」が認められることをごく控えめに表現する場合の慣用句でもある。

早い話が、精神科的に問題があり治療を要するものの、具体的な病名を書くと診断書の提出先が誤解や偏見に基づいた処遇決定をしかねないため、予防線としての「あいまい」な病名がすなわち「自律神経失調症」なのである。

奇妙な言動、不可解な事件の裏に…。躁を知ると人間理解が深まる。

“国民病”の「うつ」と比べて、知られざる「躁」。その奥深い世界を、初めて解き明かした一般書。

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