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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「江戸川乱歩全集 第7巻 黄金仮面」/江戸川乱歩

by カエレバ

★★★★★

今年はもっと乱歩全集をもっとガンガン読んでいきたい。

たくさんある”○○仮面”ものは、元々は乱歩の「黄金仮面」からだったのか。

この黄金仮面、めちゃくちゃカッコいいです。

悪者でありながらエンターテナーでもある。

三日月のように笑う口元、去って行く姿、華麗に消える黄金仮面の映像が頭の中で再生されて、

それがとてもかっこよくて画になる。

「黄金仮面」の面白さはもちろん、本書に収録されている「白髪鬼」「江川蘭子」「何者」も秀逸!

「白髪鬼」は復讐を誓った男の独白形式。

マリイ・コレルリの「ヴェンデッタ」を乱歩流に改作したもので、黒岩涙香による日本語訳「白髪鬼」が既にあるが、原作とも黒岩涙香とも違った乱歩流の「白髪鬼」。

裏切られた時の絶望、そこからメラメラ燃える復讐の炎、相手を追い詰めていく狂気にぞくそくしながら、大興奮しました。

「何者」も短めでとても面白く、ラストにびっくりします。

「江川蘭子」は他の作家との合作で、乱歩の後に横溝正史甲賀三郎大下宇陀児(おおした うだる)、夢野久作森下雨村と豪華な面々。

乱歩から始まるもので、途中まででも十分に面白い。

こういう狂気的な美少女って大好きです。

続きは読みたい気もするし、このままでも十分満足でもある。

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