いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「悲しみよこんにちは」/フランソワーズ・サガン 訳:朝吹登水子

悲しみよこんにちは (新潮文庫)
by カエレバ

★★★★★

冒頭から一気に引き込まれてうっとりした。

何度も読みたくなる一行。

ものうさと甘さがつきまとって離れないこの見知らぬ感情に、悲しみという重々しい、りっぱな名をつけようか、わたしは迷う。

綺麗な表現。

これは暗唱出来るようにしましょうかね。

私が読んだのは新訳の方ではなく、朝吹登水子さんの訳の方。

新訳の河野万里子さんの方が読みやすいというので、こちらも読んでみようと思います。

セシルはもうすぐ18歳。

若く美貌の父親の再婚を父の愛人と自分の恋人を使って妨害し、聡明で魅力的な相手の女性を陥れる計画を立てる…。

青春期特有の残酷さをもつ少女の感傷にみちた好奇心、愛情の独占欲、完璧なものへの反撥などの微妙な心理を描く。

全世界でベストセラーになった、サガンの処女作。

少女は美しく、純粋さ故に残酷だから好き!!!

振り子のように揺れ動く危うい心が危なっかしく、捉えどころのない魅力を放つ。

子供のように無邪気な一面と、恐ろしく冷酷さを持っている。

サガンの描くセシルは私が夢見る少女像のひとつ。

吉屋信子が描くような清く正しく美しい少女ももちろん大好き。

何度も読んでうっとりしたい本。

大好き。

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サガンという生き方 (新人物往来社文庫)
by カエレバ