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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「心病める人たち―開かれた精神医療へ」/石川信義

心病める人たち―開かれた精神医療へ (岩波新書)
by カエレバ

★★★★★

あまりに凄まじい内容…

読んでいてどんどん気持ちが沈んでいき、

何度も読むのを中断した…。

しかし、精神医療を知りたいのなら読んでおくべき本。

日本は精神病者に冷たい国である。治療より治安を優先し、患者を病院に閉じこめることばかりに熱心だ。

宇都宮病院の悲劇もそこから生まれた。

いち早く完全開放病棟を実現した病院長が、自らの実践の跡を振り返りながら、精神病院の縮小・廃止にむかう欧米の動向を紹介し、日本の精神医療の矛盾と進むべき道を怒りと情熱をこめて語る。

精神病者は鍵のついた部屋に入れられ、人を人とも思わない扱いを受けていた。

私が子供の頃に思い描いていた精神病院のイメージはこれだった。

薄暗く鉄格子があり、寄生が聞こえる…。

そのような病院が乱立し、金儲けのために患者は詰め込まれ隔離され…。

病は治るどころかまともな治療もされず、社会復帰出来なく廃人になっていくだけ。

これではいけないと立ち上がった医師。

果たして今の時代に、これだけの熱意を持って精神医療に立ち向かう医師がいるだろうか。

いないだろう。。。

壮絶な闘い記録。

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