いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「しつこさの精神病理 江戸の仇をアラスカで討つ人」/春日武彦

しつこさの精神病理 江戸の仇をアラスカで討つ人 (角川oneテーマ21)
by カエレバ

★★★★★

非常に面白い本で、長々と書いた記事が全て消えてしまった…。

もう書く気にならないが、ちょっとだけ書いておくことにする。

またもう一度読んでから、書けたら書きたい…。

「しつこさ」という言葉に惹かれて読むことにした。

復讐・恨み・ストーカー・執着について、

実際に起こった事件や本からの引用なども用いて、読みやすく分かりやすく書かれている。

読み物としても非常に面白かった。

良かった部分を引用。

少なくとも「損を取り返す」「目には目を」といった文脈で復讐を誓うことには意味がないし、品がない。

復讐しないことがそのまま相手の行為を容認するとか、自分を負け犬と任ずることであるとか、そういった論法は正しいように見えるがどこかケチくさい。

相手に自覚を促したり、被害者の痛みを伝えることは大切だろうけれど、おそらくそうしたことで心を動かされるような相手ではないからこそ恨みが延々と続くのだろう。

人間は平等であるとされるが、下卑(げび)た人間、魂の汚れた人間は確実に存在している、彼らに恨みや復讐で対抗することは、結局のところ、自分を彼らと同じレベルに引き下げてしまう。そこがもっとも留意するべきことだろう。

しかし恨みや復讐は、なるほど本人にとっては途方もない重大事ではあるが、他者からすれば滑稽であったりチープに見えることのほうが多いではないか。自分を貶めてはいけない。

少なからず、恨みを抱いている私としては、

納得出来る内容ではあるが、とは言ってもね…

ってぐちぐちなってしまう。

この人の著書は面白そうなので、片っぱしから読んでみたい。

次に読んでみたいのをいくつかピックアップ。

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「もう、うんざりだ!」 自暴自棄の精神病理 角川SSC新書 (角川SSC新書)
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何をやっても癒されない
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不幸になりたがる人たち―自虐指向と破滅願望 (文春新書)
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