いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「仮面の告白」/三島由紀夫

仮面の告白 (新潮文庫)
by カエレバ

★★★★★

何となく読んでみたかった本。

限定カバーだったのでこの機会に購入。

女性に対して不能であることを発見した青年は、幼年時代からの自分の姿を丹念に追求し、“否定に呪われたナルシシズム"を読者の前にさらけだす。

三島由紀夫の文学的出発をなすばかりでなく、その後の生涯と、作家活動のすべてを予見し包含した、戦後日本文学の代表的名作。

究極のナルシシズム。

自己否定とナルシシズムは結びつかないようで、すごく結びつきやすい。

ネットで他人のブログなどを見ていて、日々そう思っていたそのまま。

ナルシストの究極、極めてます!!

綺麗な文章です。細かい描写も美しい。

なのに、気味の悪さもひしひしと感じて、どんどん読み進めてしまった。

綺麗に鮮やかに咲いている花ではなく、

無残に踏み潰された花に美しさを感じる…

幸福より、破滅に美を見出してしまう…

ハッピーエンドより、後味の悪いバッドエンドを心の底で期待してしまう…

そんな感覚を味わいながら読みました。

最後に印象に残った一行。

自分が月並なことをやっているという嬉しさは、私にとっては格別のものだった。

普通になりたい自分と、普通になりたくない自分。

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