いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「境界性パーソナリティ障害」/岡田尊司

境界性パーソナリティ障害 (幻冬舎新書)
by カエレバ

★★★★☆

以前、この病気についてネットで調べたことがあるが、

その時は”境界性人格障害”という名称だったと思う。

えらく恐ろしい名前で、誤解を招きかねないためにも今はこのような名称になったのだろうか。

境界性パーソナリティ障害、ボーダーとも言われてる障害。

様々なパターンを実例と共にかなり詳しく書かれている。

また、実例として多くの有名人を取り上げている。

車輪の下」で知られる作家のヘルマン・ヘッセ、ジェームス・ディーン、ヴァージニア・ウルフランボー

日本人では、太宰治飯島愛中森明菜

どの人も名前くらいは誰もが聞いたことある人ばかりだ。

様々なパターンが書かれているので、

健康な人でも、いくつかの項目、もしくはある一つの項目が当てはまるという人も多そうだ。

程度の差はあれ、自分もこういうとこあるなというのはあった。

それが病的であるか、そうでないかの違い。

この障害の原因は幼い頃の親との関係、愛情が一番大きな原因であるみたいです。

繰返し、何度もこのことが述べられています。

厳しすぎてもいけない、甘やかしすぎてもいけない、

調度いい加減が難しい。。。

支える側の悪い例として…

何か問題が起きた当初は熱心に関わり、できもしない空約束をし、

ちやほや機嫌をとるのだが、その余韻が薄れてきたり、同じことの繰り返しが続いたりするにつれ、

だんだん関心を失い、逃げ腰になって見捨ててしまうという場合である。

それは、傷口に塩を塗るようなもので、本人をさらに痛めつけてしまう。

こういう例は多いでしょうね。

特に恋人関係とかであるでしょう。

そこで、定期的に専門家に相談してペースメーカーになってもらうという提案を本書ではしている。

後、出来ることの範囲をあらかじめきっちり決めておくのも大切だというのにも納得。

当事者にとって、良いと思った改善方法は行動パターンを書き出してみること。

・きっかけになった出来事

・それをどう受け止めたか

・それにどう反応したか(感情および行動)

・後で冷静になったとき、考えたこと(他に考えられる対処法)

・その後、どうなったか

これの良い点が、トラブルや不快な出来事がすべて教材として活用できるということ、と書かれている。

病気なのか、性格なのか、そのボーダーが難しい。

関わる方もあまりにも振り回されすぎて共倒れになる可能性もある。

本書をきちんと読み込めない人は、境界性パーソナリティ障害の人に関わることは止めた方がいい。

本書の著者である岡田尊司の本で、「愛着障害」という本も良かった。

「愛着障害 子ども時代を引きずる人々」/岡田尊司

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