いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「地図 初期作品集」/太宰治

地図 初期作品集 (新潮文庫)
by カエレバ

★★★★☆

初期作品集ということで、作家になってからの作品ばかりだと勝手に思っていたが、

作家になる前の、何と中学生の津島修治の時の作品から太宰治になるまでの作品が収録されている。

中学生の書いた作品なんて…

いやいや、それが中学生の時に書かれたものだと書かれていなかったら、分からなかった。

中学生が書く小説なんて、クソ下手な夢小説くらいだと思ってたから。

全部で28作品が収録されている。

どれも短いのでサクッと読めてしまいます。

ちょっとした時間にちょこちょこ読めるのは有難い。

が、割と一気に読んでしまいました(笑)

心に残った作品を挙げてみる。

「地図」「虚勢」「断崖の錯覚」「負けぎらいト敗北ト」「角力(すもう)」。

「彼等と其のいとしき母」より。

成程生きる為に生きて居る人間も悲惨だろうが、

世間体の為に生きて居る人間は、もっと悲惨だと兄は言うのだった。

ああ、そうだ、結局は世間体のために生きているのかもね。

欲望のためだけに生きる、悦楽のためだけに生きる、刹那的な生き方。

そんな生き方してみたいけど、長生きは出来ないね。

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