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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「堕落論」/坂口安吾

その他の作家(小説・エッセイ)

堕落論 (角川文庫)

坂口 安吾 角川書店 2007-06
売り上げランキング : 153711
by ヨメレバ

★★★★☆

有名な作品なのに、読んだことがなかったので、

角川文庫祭のスペシャルカバーも気に入り購入に至る。

面白い、面白いんだけど…読むたびに睡魔に襲われる(笑)

睡魔に勝てずに、少しずつ少しずつ読んでいきました。

途中、こんなに眠くなるなら挫折するかもと思いましたが、後半はテンポよく読めました。

寝つきが悪い時にもおすすめ!というのはおかしいか。

内容はAmazonから引用。

「人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない」第二次世界大戦直後の混迷した社会に、戦前戦中の倫理観を明確に否定して新しい指標を示した「堕落論」は、当時の若者たちの絶大な支持を集めた。

堕ちることにより救われるという安吾の考え方は、いつの時代でも受け入れられるに違いない。

他に「恋愛論」「青春論」など、名エッセイ12編を収める。

気になった部分、心に響いた部分、なるほどと膝を打った部分に付箋をペタペタ貼っていったら、

たくさんの付箋がつきました。

僕は全身全霊をかけて孤独を呪う。

全身全霊をかけるが故に、又、孤独ほど僕を救い、僕を慰めてくれるものはない。

全身全霊がどれほどのものか分からないが、私も全身全霊で今ある孤独を呪おう。

すると、安吾のように、孤独ほど私を救い慰めてくれるものはないと思えるのだろうか。

人は誰しも自分一人の然し実在しない恋人を持っているのだ。

います、そんな恋人。実在は一応しますが、実在しないと言っていいでしょう。

人はなんでも平和を愛せばいいと思うなら大間違い、平和、平静、平安、私は然し、そんなものは好きではない。

不安、苦しみ、悲しみ、そういうものの方が私は好きだ。

そのように考えなければ、私は生きてゆかれません。。。

親切にしてやったのに裏切られたからもう親切はやらぬという。

そんな親切は始めからやらぬことだ。

親切には裏切りも報酬もない。

「見返りのない善意ほど信じられないものはない」(ドラマ「聖なる怪物」より)

これがすぐさま浮かんだのだが、見返りを求める親切は「親切」と言わんのだろう。

自分なりの○○論を書きだしてみるのも楽しそうだ。

人の数だけ存在する○○論。

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