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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「ハッピーエンドにさよならを」/歌野晶午

ハッピーエンドにさよならを (角川文庫)

歌野 晶午 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-09-25
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by ヨメレバ

★★★★★

帯にて、

望みどおりの結末になることなんて、現実ではめったにないと思いませんか?

小説の企みに満ちた、アンチ・ハッピーエンド・ストーリー

とある。

歌野さんが好きなのもあるけど、これに惹かれました。

アンチ・ハッピーエンド・ストーリー、まさに!

本書は11つの作品から成り立っていて、

そこそこの長さがあるものと、ほんの数ページで終わってしまうものがあります。

どの作品も同じくらいの短編かと思って読んでいたので、

一気に終わった時は驚きました。

アンチ・ハッピーエンド・ストーリーとは、アンハッピーエンドなので結末は後味悪いです。

私自身はハッピーエンドより、アンハッピーエンドの方が好きだったりするので、非常に面白く読ませてもらいました。

とはいえ、「何とか上手くいってくれないかな…」と応援してしまったりも…。

意外と人間ってハッピーエンドを望むふりして、もう一人の自分がアンハッピーを望んでたりするんだと思う。

似たようなことが、野島伸司の本の台詞にもあったような…。

一番好きな作品は「サクラチル」でした。

見事な伏線の回収と驚くオチと、悲惨さ…どれも素晴らしかった。

「尊厳、死」も最後の最後で驚かされて、まんまとやられた。

「玉川上死」だけは、もやもやが残ってちょっと不満。

後味の悪い結末の数々ですが、不思議とぐったり落ち込んだり、暗い気持ちにならないので、

その辺が心配な方も楽しめるのでは?

世にも奇妙な物語」っぽいくもあるかな。

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