読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「幸せになっちゃ、おしまい」/平安寿子

その他の作家(小説・エッセイ)

幸せになっちゃ、おしまい (幻冬舎文庫)

平 安寿子 幻冬舎 2012-02-09
売り上げランキング : 195888
by ヨメレバ

★★★☆☆

タイトルがずるいですよね。

幸せな人も、そうでない人も、本屋で見かけたら「ん?」と思って手に取る率は高いと思います。

もちろん、私もその一人ですけど。

内容はそれほど大したことはないっちゃない。

平野レミのようなお喋りなおばちゃんの話を聞いている気分で楽しい。

興味のある話とそうでない話の落差があったし、真剣に読むような本ではない。

軽く読んで、共感出来る部分があれば儲け物。

「王子さまはお好き?」の項が面白かったです。

著者はバレエ鑑賞がお好きだそうで、その話を絡めながら王子様というものをひも解いていくのが面白い!

世間では色んな王子が現れ出して(ハンカチ、ハニカミ、流し目…)とあり、

さすが、おばさんだけあって、王子に対し、白馬に乗って迎えに来てくれる、強くたくましく誠実でハンサムで、そのうえお金持ちの理想の恋人の役割なんか、期待していない。

ただ、ひたすら可愛がる対象でしかないのだ。

可愛いだけで、中味がない。

王子さまとは、しょせん、そんなものだから。

めっちゃ納得です!

韓国のアイドルにハマっている私も、まさにそんな感じだなと。

ひたすら可愛がる対象って、必要よ。

ヒロインに感情移入する女の子たちは、迎えに来る王子の人格なんか実は問題にしていないのよね。

ただ、王子さまというだけでOKなのだ。

そうか。女という人種の本質的な図々しさは、こういうおとぎ話で培われていたのか。

ハンサムでお金持ちなら、人格なんか、なくてもいいんだ。

そりゃ、王子さまは生まれながらに誠実のかたまりということに、一応なっている。

幼い頃から、私たちは「シンデレラ」やら「白雪姫」やらの絵本を読んで(見てきた、聞かされてきた)育ったんだもの。

もう少し成長すれば、今度は少女漫画で王子様みたいな人に出会う、

その次の段階はアイドルか?

とにかく、物ごころついた頃には、王子様という理想を叩き込まれているわけですね。

王子様の性格については盲点だったな。

著者の言うとおり、王子様=性格がいい というのは当たり前のこととして受け取っていたわ。

楽しいお喋り(小言もあるか?)を、ハイスピードで聞かされているというか、聞かせていただいているというか…

読者に語りかけてくる文章が、一緒にお喋りしてる気分になって楽しいひと時です。

Amazonで「幸せになっちゃ、おしまい」の詳細を見る>>>

楽天で「幸せになっちゃ、おしまい」の詳細を見る>>>