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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「乙女手帖」/吉屋信子

乙女手帖―少女小説 (1984年)
 

 

★★★★★

 

 

吉屋信子ワールド炸裂!!

 

 

 

母が通っていた女学校に通う予定の、いわゆるいいとこの娘、則子。

口達者でおしゃまな妹、実子。

則子は女学校の入試会場で、美しい少女・環に出会い心惹かれる。

 

女学校に合格し、運よく環と同じクラスになれたのに、

凛として人を寄せ付けない環に、則子は焦り苛立ち始める。

 

そして、最終手段に出た。

 

 

「お友だちに、なりましょう」

 

 

と紙に書き小さく折って、環の机に置いて教室を飛び出したのだ。

 

 

素敵すぎるー!!!!こういうのを私はいつも待っているのです。

 

 

また、環からの返信がいいんですよ。

 

 

「諾」

 

 

のみ!!!!(笑)

 

 

 

傲慢でお高くとまった感じが堪りません!!!

お友だちになってあげてもよくってよ、みたいな。

 

 

他にももろもろのあれやこれやがあるわけですが、

現代でこれをやられるとお寒いですね。

この時代だからこそ美しく感じることが出来るのです。

 

 

 

 

 

自分の生活のまことの姿を隠して、嘘を言って飾るものは、自分の生活と自分自身を、自分で侮辱しているのだった!

私は、自分のこの生活を侮辱しては、いけない、この生活にも、誇りをもって、生々と偽りなく暮らせなければ!

 

 

 

環は小公女セイラのように、自分がプリンセスであると言い聞かせることにより、強く生きようとしていたのね。

そうでも思わなければ、一気にやさぐれてしまうもの。

 

乙女手帖―少女小説

乙女手帖―少女小説

 

 

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