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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

メディアに心を蝕まれる子どもたち」/有田芳生

メディアに心を蝕まれる子どもたち (角川SSC新書)

有田 芳生 角川SSコミュニケーションズ 2008-03
売り上げランキング : 195083
by ヨメレバ

★★★☆☆

オウム事件で一躍有名になった有田芳生さんの著書。

読んだ理由は何となく。

どうしてこの新書を書こうと思ったのか。

そう問われとき「この日本を何とか軌道修正させなければならないから」と答えるだろう。

もっと正直に書けば「軌道修正」ではなく「変えなければならない」という切実な思いがある。

有田さん、嘘を吐くのもいい加減にしてください。

本書の5分の2ものページを割いた対談では、そんなことは微塵もないではないか!!

ただのオッサン同士の雑談で、ページの水増しはやめてください。。。

言いたいことも分かったような、分からないような曖昧さ。

だらだら続く対談のせいで、有田さんが伝えたかったことがぼやけてしまったている。

残念ですね。。。

とはいえ、オウム事件酒鬼薔薇事件、子供とテレビの関係など、とても興味深く、また分かりやすく一気に読めた。

いかに、幼い頃からメディアに触れるのが悪いかというは、嫌というほど分かった。

子供が初めて発する言葉が「チーチー」「アチッ」「ジジ」「ババ」などではなく、

「チリソース」だったという例だとか、

ある赤ちゃんが一番口にする言葉が「チケット発売中」だとか…

ブラックジョークかと思うほど。。。

更に、親がおむつのCMを見ていて、慌ててメーカーのお客様相談室に電話をしたと。

その内容が「うちの子どものオシッコは青くないんですけど……」だとか…

これもブラックジョークか何かかと思うほどだわ。。。

またアメリカで起きた同時多発テロ

その映像をテレビで何度も流されることにより、「何度も同じような事件」が起きていると思い、

不安を煽り、苛々や落ち込みの原因にもなったという。

子どもと関わりのある人は本書を信じる信じないは別にして、知っておくといいかもしれません。

対談について文句を言いましたが、

対談相手の五十嵐さんが引用した、アメリカの政治学者のサンスティーンの意見が的を得ていた。

ウェブ上での言論活動は、いろんな価値観や政次観を持つ人の対話は成立せずに、

自分がもともと持っている価値観を補うための情報ばかりを収集する傾向があるという指摘だ。

ネットで視野が広がるとか、色んな考えの人に出会えるとか、結局まやかしなんだな。。。

結局は、自分の都合のいい情報だけを取り入れ、自分と合う意見の人と語りあってるだけなんだ。

だからこそ、ネットは居心地が良いわけね。

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