いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「紅雀」/吉屋信子

紅雀―吉屋信子少女小説選〈3〉 (吉屋信子少女小説選 (3))
 

★★★★★

 

 

吉屋信子さんの少女小説、好き!!!!!

私の憧れがこれでもかと詰まっている世界、美しい文章。

 

 

 

どこか寂しげで誰にも馴れえぬ悲しい性をもつ主人公・まゆみ。

彼女にしだいに想いを寄せていく若き男爵・珠彦。

そして意地悪な金持ちの娘・利栄子。

少女の心の成長を描く。

 

 

 

美しい文章にうっとりしながら読みました。

お嬢様言葉の美しさにもうっとりしてしまいますね。

上品さ可憐さ…堪りません!!

 

 

母を亡くし、他人の家に世話になりながらも、自分を決して曲げることなく、頑なに真直ぐすぎるまゆみの美しさ。

まゆみの弟の無邪気な愛らしさ。

同じ汽車に乗り合わせただけで、この姉弟にすっかり惹かれてしまう純子の気持ちがすごく分かります。

 

 

 

女学校で孤高の存在感を出すまゆみに憧れを抱く少女、篤子の台詞が好きです。

 

「あのまゆみさんはそんなに近づかないで遠くで眺めて居ればいい人なですもの――

好きだからって何も私むやみにあの人のを特別のお友達にしようなんて思いませんわ、それにあの人もけっして人を親しく許さない性質でしょう――

だからなお私大好き――私ね、誰とでもすぐに仲よしらしくなって、そのくせ少しもまごころは誰にももてない人なんて大嫌い!」

 

 

 

分かりやすい悪役がいたり、昼ドラ的展開も、美しい文章と時代背景が好きなので、大好きです。

吉屋信子さんの本を読むと、少女って何て美しく可憐なんだろうと思わずにはいられません。

少女とはこうあるべき!!

女学校という響きが堪らなく好きです。

好きすぎて吉屋さんの本は全て制覇したいくらい!!

 

 

 

紅雀―吉屋信子少女小説選〈3〉 (吉屋信子少女小説選 (3))
 
屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション)

屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション)

 

 

広告を非表示にする