いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「ロスト・シティ・レディオ」/ダニエル・アラルコン

ロスト・シティ・レディオ (新潮クレスト・ブックス)

ダニエル アラルコン 新潮社 2012-01-31
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by ヨメレバ

★★★☆☆

海外作品は苦手だと思いつつも、設定が面白そうで何故か気になり読むことに。

物語の舞台は、内戦状態の架空の都市。

行方不明者を探すラジオ番組「ロスト・シティ・レディオ」のパーソナリティー・ノーマの元に、少年が訪ねてくることから物語は始まる。

ジャングルから来た少年は、行方不明者のリストを持ってきた。

そこには、ノーマの夫の名前が書かれていた。

夫の過去、様々な謎が次第に明らかになる…。

作家と作品については…

英語圏、スペイン語圏の双方で高い評価を獲得してきたペルー系アメリカ人作家による初長篇。

PEN/USA賞、ドイツ・国際文学賞、受賞作。

だそうです。

長編小説なので、当たり前ですが長かった。

文字がぎっしり詰まっているので、すかすかの会話文中心の物と違い、時間もかかりましたが一気読みでした。

何故かずるずる惹きこまれてしまったんですよね。

不思議な魅力というか、中毒性のようなものがありました。

時間も状況もあちこち飛びながら物語が進むんですね。

ノーマの目線から語られる現在、過去。

彼女の夫の目線から語られる現在、過去。

少年の目線から、少年を連れてきた男性目線から…。

それらが、複雑に絡まり合って物語が進む。

普通なら混乱するんですが、不思議なことそんなことはなく、良い刺激になり飽きがこなかった。

淡々とした長文を読ませる作家の力の凄さを感じました。

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