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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「第2図書係補佐」/又吉直樹

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

又吉 直樹 幻冬舎 2011-11-23
売り上げランキング : 3410
by ヨメレバ

★★★★★

初めて又吉を見た時に、太宰治とかあの辺の時代の作家みたいだと思った。

確か上沼恵美子の「解決えみちゃんねる」だったと思うが、キモいんだけど何か気になる。

「いいとも」にゲストでピースが出演した時も、又吉の回答が面白くてツボだった。

「焼け石に水」とかを別の表現で表すとか、そんなのだったと思うんだけど、

又吉は「納棺後に名医」とか…今はもう思いだせないけど、とにかくセンスが良く面白かった。

又吉直樹=明治の文豪っぽい」を見事に再現した表紙もなかなかの出来では?

前書きに

僕の役割は本の解説や批評ではありません。

自分の生活の傍らに常に本という存在があることを書こうと思いました。

まさにその通りで、読んでみたら分かるんですが、書評とか解説ではないんです。

エッセイにプラスちょこっと、本のことを数行書いてあります。

本の紹介を又吉からはほとんど語られていないのに、何故かほとんどの本を読みたくなってしまいました!

エッセイとしても、本当に面白く、又吉が好きなら確実に気に入る内容だと思う。

コインロッカー・ベイビーズ」の下巻だけを3冊を買ってしまった話、

ランドセルを忘れてしまった時の話、

お笑いライブのチケットを売るために、女性に声を掛けた時の話…

文庫本ながら、字もぎっしり詰まっていて、読み応え十分です。

心に響いた部分を2つ引用。

普段優しい人が一度怒ると本当は嫌な奴。

普段嫌な奴が一度優しさを見せると本当はいい人。

この公式は誰が決めたのでしょう?

普段から周りに配慮している人間は多少ともストレスを抱えているわけですから一度くらい怒っても許しましょう。

「よほどのことがあったのだ」と考えるのが妥当です。

逆に普段嫌な奴に一度優しくされただけで本当は良い人と断定するのは危険です。

一度の優しさ自体は否定しませんが、自分に余裕のある時は誰でも人に優しく出来ます。

又吉さん、素晴らしい!!!!

拍手喝采です!!!!

全く全くその通りですね。

世の中、嫌な奴、ずるい奴が得するように出来てるみたいね。。。

僕が文学に求める重要な要素の一つが、普段から漠然と感じてはいるが複雑過ぎて言葉に出来なかったり、細か過ぎて把握しきれなかったり、スケールが大き過ぎて捉えきれないような感覚が的確な言葉に変えて抽出されることである。

よく本を読む人は非常に共感出来ることですよね。

「ああ、そうそう!これが言いたかったんだ!!」ってことが、ちょいちょいあります。

その時のスッキリした気分。悦に入りますね。

さて、本書を読み終えたので、紹介されている本を読んでいきましょうかね。

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