いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「愛着障害 子ども時代を引きずる人々」/岡田尊司

 

 

愛着障害?子ども時代を引きずる人々? 光文社新書

愛着障害?子ども時代を引きずる人々? 光文社新書

 

 

★★★★★

 

 

「子供時代を引きずる人々」というコピーと、太宰治川端康成夏目漱石などの文豪が愛着障害であったことなどが書いてあることから、読むことに。

 

 

気軽に甘えたり、すぐ相手としたしくなれる人もいれば、何年経っても距離が縮まらない人もいる。

これらの行動の違いを生み出しているのが、愛着スタイルだと著者は言う。

 

 

 

物ごころつかない赤ちゃんの頃から、親やそれに代わる人から、どのように接してこられたかによって、愛着スタイルが変わるらしく、実験の結果で証明もされているらしい。

愛着スタイルには、安定型、不安定型、回避型があり、診断チェックも付いています。

これをやってみたら、見事に不安定型だった私。

 

不安定型の人は、幼いころから養育者に、過保護に甘やかされる一方で、親の意に沿わないと、強く否定されるといった、極端さのなかで育っていることが多い。

 

これ、ビンゴでした。

 

顔色をうかがったり、人に嫌われているのではないかと過剰に気にするなども、あてはまってましたね。。。

人の顔色うかがうなんて、バカバカしい行為が嫌になってくるわ。

嫌われたって好かれたって、どうせ大したことない相手ばかりなんだから!!

何かちょっと前向きになれた。

 

 

「甘えたい気持ちを我慢すると反抗したくなる」

 

このあまのじゃくさね。。。ぐさっとくるわ。。。

 

 

 

私の話は置いておいて、ちょっと気になったところを抜粋。

 

幼い少女に愛着を抱く、いわゆるロリータ・コンプレックスの男性は、ほぼ例外なく愛着障害を抱え、川端(康成)と同じように、満たされることなく失われた子ども時代を取り戻そうとしている。

 

何でもかんでも、愛着障害に結び付けるな!という声も聞こえてきそうですが、まあ、愛着障害の本なので…、それは致し方ないかな、と。

 

 

 

一見難しそうに思えますが、全くそんなことはなく、分かりやすく書かれている良書。

太宰治川端康成夏目漱石オバマ大統領、ミヒャル・エンデ、ビル・クリントンチャップリンなどを例にして、書かれているのも、興味深く飽きることなく読めた原因でした。

これらの著名人に興味があって…というとっかかりで、手に取ってぱらっと見てみるのもいいかと思います。

 

 

愛着障害?子ども時代を引きずる人々? 光文社新書

愛着障害?子ども時代を引きずる人々? 光文社新書

毒になる親

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