いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「ツギハギ姫と波乗り王子」/桜井亜美

ツギハギ姫と波乗り王子

桜井 亜美 幻冬舎 2007-01
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by ヨメレバ

★★★☆☆

桜井亜美さんの本は、表紙が綺麗だからつい手に取ってしまうのよね。

無機質に感じる文章も、死を疑似体験出来るようなところも好きだし、冷たい質感が気持ちいい。

若い子(特に女の子)にありがちな、本当の自分は見せられない、偽りの自分を演じている

三次元に希望を持てない、二次元は裏切らない。

様々な顔を持つ自分は、ツギハギだらけだという。

うーん。。。

自分が歳をとってしまったせいか、杏(主人公)への共感はほとんどなく、こういう時期があったなという回顧でした。

その時は、すっごい苦しいんだけど、痛みに鈍くなるのかな、いい意味でも悪い意味でも。

別にいくつも自分の顔があってもいいんじゃない?としか思えなくて。

どれが本当の自分?とか、本当の自分を隠しているとか、結構どうでもいいことになってしまった。。。

気になった部分を一部抜粋。

でも人は愚かなもので、「この人こそ、本当の自分をわかってくれる」と錯覚して、誰かを好きになってしまうのです。

本当は自分がそう見せたい姿に見てくれる人を、好きになっているだけなんですよ。

すごく納得。

自分が見せたい姿を見てくれる(美化されているとしても)人と一緒にいるのが一番心地いい気がします。

だから、好きになるんですね。

あたしが求めなければ、みんなあたしに優しくしてくなる。

でも、求めはじめると、その優しさは残酷さに変わる。

すごく共感。

求めなければいいわけなんですよ、楽なんですよ。

落胆とかないでしょ。

求め始めると、不安がもくもくと広がり、憎しみの顔を出し、自分自身を苦しめてしまう。

全く求めないなんて無理だけど、多くを求めずに生きていけたらと思います。

そんなこと、出来たら苦労しないんですけどね。

一つ苦言。

桜井亜美さんの作品は、セックスの描写が多すぎる。

すぐにセックスしてもいいと思ってしまったり、セックスから始まる恋愛もあるとか、とりあえずセックス、行きずりでもセックス、みたいな…

若い子にそういう悪い影響与えないか心配にもなるわ。

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