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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「せん‐さく」/永嶋恵美

その他の作家(小説・エッセイ)

せん‐さく (幻冬舎文庫)

永嶋 恵美 幻冬舎 2009-10
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by ヨメレバ

★★★★☆

妹から拝借。

まず、気になったのがタイトルが何故、「せん-さく」と平仮名なんでしょ。

「詮索」だと難しいからか。。。

そういう細かいところが気になるんですよね。

「せん‐さく」と書くと、ちょっとまぬけに思える。

話はというと、

オンラインゲームのオフ会で知り合った29歳の主婦・典子と15歳の遼介。

「俺、帰りたくなくって」と遼介が言い出し、典子が家出を思いとどまらせようと、少しだけ付き合うことになることから始まる。

ネットで知り合ったと言っても、今のような光回線の時代ではないので、ダイヤルアップというのが、何とも懐かしかった。。。

最初に書いたタイトルの「せん‐さく」ですが、これは色んな意味を含んでいた。

事件の詮索だけじゃなく、典子の近所の主婦たちによる詮索。

他にも親からの詮索など、「せん‐さく」は散りばめられている。

あちこちに張り巡らされた伏線は、最後にはきちんと回収されるので、読み物としてはとても面白かった。

※以下ネタバレ!!

普通の主婦という設定の典子が、人を一人轢いておいて、落ち着きはらっている。

逃走しならが、オンラインゲームの順位が気になり、携帯でネットに接続して確認してるとか、普通の神経だとありえない。

「良かった、順位はそれほど落ちてなかった」と安堵してる典子には、ほとほと呆れた。

また、15歳の少年・遼介も、轢いた人間を隠すためにあれこれ指示を出したり、警官を後ろから殴って逃走したり…めちゃくちゃである。

絶対、普通の主婦と普通の少年じゃないだろ!

笑ったのが、逃走中にラブホテルに泊まることになるんだが、

典子がシャワーを浴びながら、遼介のことを受け入れた方がいいのだろうかと、あれこれ一人で勝手に悩んでるのよ。

いざ、シャワーを浴びて寝室に行くと、遼介は寝ていたという。。。

典子、やる気満々だな。。。

轢いて殺してしまったと思った人間が、一命はとりとめたというのは、都合良すぎるだろ!と思いますが、まあ面白かったですね。

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