いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「美少年尽くし」/佐伯順子

美少年尽くし

佐伯 順子 平凡社 1992-09
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by ヨメレバ

タイトルと中身がちょっと違いますよ。

美少年についてとことん語ってるエッセイかと思って購入したが、

蓋を開けてみれば、男色の話がほとんどである

男色の歴史は古いんですね。

江戸時代とか、かなり古い時代の男色について、しつこく書かれています

昔の人は男色ばっかりだったんじゃないかと誤解してしまいそうになるくらい、しつこくしつこく書いてます。

気になった部分を抜粋。

男であれ女であれ、美しい者はとにかく争いの種になる。

様々な映画や本でもありますよね、美しい女性を巡って争うお話が。

美しいって罪ね…なんて言いますが、本当だと思います。

人が美しいものを買おうとする時、その欲求の貪欲さと、飽きた時の残酷さは今も昔も変わらない。

”使い捨て”的に消えてゆく美少年タレントたちを見て、江戸の美少年たちと同じいたたましさが感じられないだろうか。

美の享受者は楽しいが、美の提供者の舞台裏はいつの世もシンドい。

美しくあればあるほど、成長した時に、「劣化した」と言われたり、

若い頃は美人女優だと持て囃され、ドラマではいつもヒロイン…

それが、年を重ねるとヒロインの母親役など、ちやほやされていた時の状況とは一転する…。

私たち一般人は、美に憧れながらも、美しくあることの恐怖やしんどさは知らない

三島由紀夫は特攻隊好みであったらしい。

”空トブ死”は少年たちの美的感受性の鋭敏さ、精神の純粋さの最”高”の証明であった。

「特攻隊の美」が「超エロティック」である(「太陽と鉄」)という三島は、実は彼自身の詩的感受性のありかを語っていたのかもしれない。

私も特攻隊に強く惹かれるんです…。

ためらわずに愛ゆえの死を選んだのは、彼らが武士道に忠実だったからというだけでなく、とびきり純な「少年」の心を持っていたからだろう。

そんな自分たちの純粋さにも、彼らは外見上の美と同じくらい、強烈なナルシシズムを抱いていたに違いない。

お国のために死んでいく特攻隊の青年たち。

外見上の美より、その純粋さに美しさを見出し、惹かれてしまうのかなと、自分なりに納得しました。

本書の挿絵の少年が不細工な件に、触れてはいけないのでしょうか。。。

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★★★★☆

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