いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「カフェー小品集」/嶽本野ばら

カフェー小品集 (小学館文庫)

嶽本 野ばら 小学館 2003-03
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by ヨメレバ

確かにカフェブームです。

オシャレで若い女の子やカップルが来るようなカフェが流行りっぽい。

私の住んでる田舎にも出来たスターバックス

いつも混んでて煩いです!!(怒)

カフェなのに煩いって、どういうことやねん!!??

落ち着いて本も読めん(怒り爆発)

野ばらちゃんはそんなカフェではなく、古き良き時代の喫茶店文化を守り続ける「カフェ」ではなく、「カフェー」という響きがぴったりなお店から、小さな物語を綴ってくれました。

実在する12のお店から成り立つ短編集。

野ばらちゃんのカフェーの表現が素敵。

こんなカフェーが本当に実在するのだと思うだけで、うっとりした気分になれるほど。

戦争批判をしたり、禁書を読んだり、思想や哲学を語り合ったり、輸入盤のクラシックを聞いたり…

そんな風に利用されていたカフェー。

一度でいいから訪れてみたいという気持ちにさせられます。

ちょいとね、野ばらちゃん、自分をいい男に描きすぎじゃない~?って思いましたよ。

どう考えても、京都出身だとか作家だとか、ここに出てくる男性は野ばらちゃんをイメージしてしまう。

あの中世的なルックスだから許されるのかもね。

表現がね、好きなのよ、野ばらさんの。

本物の星空よりプラネタリウムの星空、アフリカの大地よりも動物園、夕日に照り映える海の水面よりも東京ディズニーランドのイルミネーションを愛した僕達は、世界を複製した模型の中でしか生きられないのです。

綺麗な表現だわ。。。

「淋しさを誤魔化す為に解りあえない人達とつるんでるよりは、淋しさと向い合っていた方が楽だわ」。

解りあえないというか、自分が好きでもない人と淋しいからつるんでも、心は荒むばかり。

それなら、淋しさと向い合おうと思えました。

あの世とこの世の遠距離恋愛だと思えば、この恋愛が微笑ましくさえ思えるのです。

素敵すぎる表現!!

野ばらちゃんといると、素敵な世界をいっぱい教えてもらえるんだろうなと想像しますよ。

本でも十分教えてもらえるのだけれどね。

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★★★★☆

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