いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「「モテ」の構造―若者は何をモテないと見ているのか」/鈴木由香里

「モテ」の構造―若者は何をモテないと見ているのか (平凡社新書)

鈴木 由加里 平凡社 2008-01
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by ヨメレバ

本書での「モテ」は、異性にモテるという意味の「モテ」で、男性の「モテ」にスポットを当てています。

男がオシャレをするなんてチャラチャラしていると言われたのは昔の話。

今は男も女にモテるために、眉毛を整え、体毛を処理し、ファッション雑誌を読むのだ。

見られるのは女だけではない、男も見られています。。。

男性がモテるためのハウツー本ではなく、「モテ」に関する考察です。

様々な角度、時代背景も交えつつ、「モテ」について語る著者。

「モテ」からずれて男のファッションの歴史の話になってきた時は退屈で読むのをやめようかと…。

驚いたのは、古い世代の人間には「男がダイエットするのは男らしくない」という感覚があるそうです。

中年太りをすると「貫禄が出てきた」などと言われることもありますしね。。。

”貫禄”も今ではただのメタボオヤジ。。。

オヤジも必死にダイエット。

オヤジのオシャレと言えば「LEON」のちょい不良オヤジなどの展開からの著者の毒舌っぷりが小気味良かったです。

中年以上のオシャレしたい!願望は「尊敬されたい」や「若い女と遊びたい」という欲望が見え隠れして、中途半端でカッコ悪いそうです、納得です。

ただ、オシャレしたいのではなく、オシャレしてる俺って素敵やん?とか、オシャレして女にモテたい、それがメインでしょ。

これは中年に限ったことではないです。

若い男性でもそうではないですか?若い女性も然り。

「LEON」などを読んでる自称イケてるおやじ共に、以下の文をささげます。

ちょい不良(わる)ぶって高級志向のファッションに身を固め、職場で二十代の派遣社員の女性にアプローチするような四十代、五十代の勘違い「オヤジ」なぞも出てきてしまうのである。

しかし、低賃金で働いている女性たちにとって、自分の給料の一カ月分出しても買えないようなジャケットやらアクセサリーやら身につけた「洒落金男」たちは、企業の待遇・賃金格差が擬人化したようなもので、そういった「相手」には「恋」どころか、嫌悪感や憎悪まで催させるかもしれない。

たいてい無視されるだろうが、下手をすると「空気の読めない」セクハラ野郎とあだ名されることになるだろう。

やはり、著者が女性なので男性に対しては割と辛口で、勘違い男を小バカにしている感じもくすくす笑えたり、「よくぞ言ってくれた!」という爽快感があったりしました。

ハゲの考察も面白かった。

社会的に成功しても「けど…ハゲだよね」

女性が社会的に成功しても「だけど…ブスだよね」と同じなんですね。

「オシャレしたい」の奥には「モテたい」が隠れている。

「モテたい」の奥には「セックスしたい」が隠れている。

私が考えるには、男性の「オシャレしたい」は「セックスしたい」に直結していると思う。

これは動物的本能なので仕方がない。

モテメイク、モテファッション、モテるしぐさなどの特集には女性もうんざりしているが、男たちも頑張れ…!!

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★★★☆☆