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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか」/金子雅臣

壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか (岩波新書)

金子 雅臣 岩波書店 2006-02-21
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by ヨメレバ

セクハラ問題の実例、セクハラ男たちの家庭での別の顔、セクハラをする男としない男の境界線などをリアルに書かれている本書。

「壊れる男たち」というか「壊れている男たち」というか…。

これはちょっと…吐き気がする内容…。

セクハラをした男たちの言い訳が情けなくて、おぞましいです。

社員ではなく派遣社員という、立場的に弱い女性を狙ってとか…やることが姑息だわ。

挙句の果てに、セクハラした男共は口をそろえて「向こうにもその気があった」「相手も好意を寄せていた」などとのたうちまわる始末。

自慢でもなんでもないですが、先輩にあたる男性に、「可愛いですね」「セクシーですね」などの言葉を掛けられただけで、ぞっとして気持ち悪かったという経験があります。

流石にそれをセクハラだとは思いませんが、気持ち悪いんですよね。。。

著者は、セクハラは男性側がしかけることから起る”男性問題”と述べている。

確かに”しかける側”の男性がいなければセクハラ問題が起らないのだから、まま納得出来る。

もちろん、女性から男性へ、男性から男性へのセクハラもあります。

以下の引用は著者が男性であるがために、男性側を擁護し過ぎだと思う点である。

職場で加害者をパワハラやセクハラに駆り立てるものの正体は、男たちが抱えた危機感と閉塞感である。

言い方を換えれば、男たちが置かれた立場の不安定さや、そこから生まれる将来に向けての不安や苛立ちの裏返しである。

最終的には、男性側に寄りかからずに冷静な意見を述べてくれるので良かったのですが、ここで若干不安になりました。

男性であるだけで持ち上げられ優遇されて生きてきたことを、下駄を履かされて生きてきたという表現は面白いですね。

下駄を履かされていた男性は、履かされていた下駄の高さだけ喪失感を味わう。

「あなた、下駄履かされてますね」って言ってやりたいわ。

セクハラ関係で嫌な思いをしたことがある女性が読むのはきついものがあると思います…。

そういう目にあっていなくても、不快感がとてつもなかったので。

セクハラをして壊れるのが自分だけ(セクハラをした男)にしてほしいですね。

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★★★★☆