いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「変身」/フランツ・カフカ

変身 (角川文庫)

フランツ カフカ 角川書店 2007-06
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by ヨメレバ

やっと読了。

「変身」はわりとすらすら読めたが、「ある戦いの描写」を読み終えるまでに何度睡魔に襲われたか…。

とにかく短いのに時間がかかった。

しかし、名作を読み終えるというのは、ものすごい充実感、達成感を味わえる。

目が覚めたら巨大な毒虫に変化していた────。

こんな奇想天外なところから物語は始まるのです。

毒虫に変身してしまった主人公のザムザの落ち着きようが不気味でした。

自分をもう一人の自分が、離れたところから観察しているよう。

変身したザムザを取り巻く家族の反応が、実に淡々と細かい描写で書かれているところに恐ろしさを感じます。

自分の息子の変化を受け入れることが出来ない母親。

そして、渾身的な妹の変化が生々しかったですね。

最後の方は「アレ」扱いしてますが、これも仕方がないと言えば仕方がないこと…。

誰も彼女を責めることは出来ないはず。

そして、衝撃の結末────。

同時収録されている「ある戦いの描写」について。

主人公と思われる男性が狂人に思えて仕方なかった。

話の内容もよく分からない。

一般人とは違う感覚のようで、面白くもあるが難解でもある言動…。

空気の読めない発言ばかりする…。

これは妄想だったのだろうか。

まともに読むと頭がこんがらがって、こちらが狂人になってしまいそうだった。

とりあえずは、読み終えたことで肩の荷がおりました。

フランツ・カフカについては、この二作した読んだことはないが、明らかに一般人とは違う感覚の持ち主だということは明らか。

難しいけれど、何故か癖になって惹かれてしまう。。。

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★★★★☆

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