読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「ニキの屈辱」/山崎ナオコーラ

山崎ナオコーラ

ニキの屈辱

山崎 ナオコーラ 河出書房新社 2011-08-05
売り上げランキング : 22959
by ヨメレバ

ナオコーラさんの作品は何かすごい出来事があるわけではないけれど、言葉が気持ちよいし、視点が面白いので大好きです。

「人のセックスを笑うな」以来の恋愛小説ということですが、ちょっと期待外れでした。

ナオコーラさんは確実に面白いだろうと思い読んでいるので、ハードルが上がっているのもあるのだが…。

主人公のニキ…。

何これ?何このツンデレっぷり…可愛くないんだけど…。

仕事の時と恋する女の子の時のギャップに魅力を感じなかったわ。

相手の男性もね…魅力感じず。

普通じゃない世界にいるようで、ごくごく普通の男女。

化粧品売り場の風景。

ものすごく派手な化粧をした女たちが、客の地味な女をちやほやして異様に持ち上げているのを目にすると、震え上がった。

普段は全く気にしたことがなかったのに、ナオコーラさんは「あれ?」って思ったんだろうな。

化粧品売り場で店員と客でなければ、派手な女が地味な女をあれほど持ち上げることはない。

私は化粧品売り場の美容部員が苦手…。

一度、化粧をしてもらったが、明らかに相手の方が綺麗で、褒められても気持ち悪かった…。

こういう鋭さが大好きです。

面白くて大好きな描写。

世の中全てがデジタルで、気分や空気といったものも、精密なチェス盤なのではないかという気がしてくる。

世界の見方が一般人とは違うよ。

ナオコーラさんらしいなと思う、こういう部分。

気分さえも計算されたデジタルで作られていたら、怖いよりも逆に面白く感じてしまう。

あれ?「人のセックスを笑うな」以来の恋愛小説…?

他にも恋愛小説があった気がするのだが…。

Amazonで「ニキの屈辱」の詳細を見る>>>

楽天で「ニキの屈辱」の詳細を見る>>>

★★★★☆

広告を非表示にする