いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

【美と愛憎が渦巻く閉ざされた世界】「太陽の庭」/宮木あや子

太陽の庭

宮木 あや子 集英社 2009-11-26
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by ヨメレバ

「花宵道中」を読んでから、官能的で美しい宮木あや子さんの世界観にすっかり魅了されています。

設定が素晴らしくぞくぞくします。

地図には存在しない、けれど確かに存在する隠された神の庭「永代院」。そこは地獄かユートピアか??

読み終える一歩手前で、大奥の世界に少し似ているのかなと、ふと思った。

一人の男性に多くの美しい女、その女たちは嫉妬や憎悪に狂う…。

跡継ぎを巡る女たちの闘いが続く…。

生まれた子どもたちはただの駒に過ぎないのか…。

女は若く美しい処女が一番価値があるというのは、女としては不快でした、世の中がそういうものであれ。

いい気分はしないです。

今まで読んだ宮木さんの作品では必ずそのような事柄が出てきた思う。

若く美しい処女と汚いおっさん、みたいな。。。

ちょっとうんざりしました。

読んでいる時はとても面白かったのだけど、嫌な気分にもなりました。

最後に一番この物語の素晴らしい点を述べると、それは、永代院のような場所がもしかして、今のこの日本にも存在するのではないか?もしかしたら、昔は存在していたのではないか?そのように思わせてくれるところ!!

このぞくぞく感はたまらないものがあります。

宮木さんの描く世界にはこれからも抜け出せそうにないです。

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★★★★☆