【水嶋ヒロの処女作】「KAGEROU」/齋藤智裕
![]() | KAGEROU 齋藤 智裕 関連商品 マボロシの鳥 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 贖罪 SWITCH Vol.29 No.1(2011年1月号) ノルウェイの森 上 (講談社文庫) by G-Tools |
えっと…やっぱり、どうしても気になってしまったので読みました。
第5回ポプラ社小説大賞受賞した齋藤智裕(水嶋ヒロ)の処女作ですよ。
絶対に読むと決めていたので、レビューや感想はネットでもテレビでも一切見ませんでした。
それでも、あの水嶋ヒロが書いたという先入観が強すぎて…。
それで、素直に出た感想を言いますと…辛口ですが…、
表現が稚拙、ギャグが寒い、ストーリーが携帯小説臭がした
です…。
ギャグが寒いというのは、主人公が40歳でオヤジギャグを言う設定上だからなのですけどね。
この表現はどうなの??ちょっと的外れではないか?と思ったのを2つ上げると以下の部分です。
二人を乗せたクルマは、温めたフライパンの上を滑るバターのように静かにゆっくりと走り出した。
看護師は美容整形広告の「こんな顔に、あなたもなれます」とイメージさせるモデルのような顔立ち
もう一つツッコミたいのは、日本語が上手くしゃべれない外国人があまりにステレオタイプで、これでいいのだろうか??と思いつつ笑いが…。
娯楽小説としては十分楽しめるとは思います。
かなり読みやすくて、回りくどい変な言い回しもないのでするする読めます。
ホントに先入観がなく読めればまた違った風に感じたかもしれないのに。。。
水嶋ヒロが書いていると思って読んでいる時点で、純粋な評価や感想は出てこないのかもしれない。
★★★★☆