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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

【これが虚像ではありませんように】「雲のはしご」/梨屋アリエ

雲のはしご (物語の王国2)
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梨屋 アリエ くま あやこ

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小学五年生の二人の女の子、優由(ゆうゆ)と実月(みつき)が悩みながら成長していくお話。

簡単な漢字にも仮名がふってあり、挿絵もあるので小学生向けの本ですね。

主人公たちと同年代でなくても、大人でも十分に楽しめる内容ではありました。

特に女性は小学生の頃を懐かしむことが出来ます。

(人によっては、逆にフラッシュバックすることも…)

現代の小学生が主人公で、名前や持ち物、服装などは現代風ですが、根本的なところは今も昔も女の子というものは変わらないんだなと感じて妙に安心しました。

今時の小学生ってこんなんなの!?怖い…!!とか思うことがなかったので良かった良かった(ホッ…)

このお話には携帯でのやり取りは出てこなかったのが救いだったのかもしれない。

携帯が出てきたらまたややこしいですから。

優由と実月の二人の視点から交互に話が進んでいくことによって、お互いの心のすれ違いなどをよく理解することが出来ます。

小学校高学年の女の子には是非読んでもらいたい、また安心して読める内容だと思うのは、私が歳をとったせいかもしれないですね。

ある意味、大人のための虚像の小学生だったりして…。

リアルに今を生きている女の子たちには、このお話がどのように映り、どのように感じられるのか興味があります。

二人は中学受験をするために進学塾に通っているという設定で、中流階級以上の家庭でぬくぬく育った子供の話なんて…と思っていた部分もあったのは確かですが、話が進んでいくとそれだけではなく…。

お金の問題もいつの時代も残酷です…。

桜乃ちゃんのような純粋さだけは失くしても、忘れたくないね。

★★★★☆