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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

「月へのぼったケンタロウくん」/柳美里

月へのぼったケンタロウくん
月へのぼったケンタロウくん柳 美里

ポプラ社 2007-04
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柳美里が書いた児童書というのに惹かれた。

柳さんの書く世界は子供には残酷なのではないかとか、読む前は色々想像してましたが、影(毒?)を含みつつ、柳さんが書いたとは思えないくらいの優しい言葉たちだった。

他に好きな人が出来て出て行ったお父さん。

そして、ひとりぼっちになったお母さん。

この設定は子供にはかなり酷である。

表現の仕方が子供向きであるのが余計にずしんと重い。

「月で待っている」と言って、この世を去ったおじいさんに会いに行くケンタロウくんの物語。

このケンタロウくんが幼稚園になかなか馴染めないあたりは、やはり柳さんが見え隠れ。

ところどころ、柳さんが見え隠れするものの、挿絵の可愛さと温かさのせいか、「優しい」と感じました。

柳さん、優しいところもあったのですね。。。

いやいや、優しい文章も書けるのですね、の間違いか。

子供よりは大人向けの絵本でした。

挿絵がとても可愛い、優しい色使い。

★★★★☆