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いちいち本レビュー

たんたんと本の感想を書いていくブログ。書評よりもっと軽いメモみたいなもの。

【本レビュー】「いじめ自殺―12人の親の証言」/鎌田慧

いじめ自殺―12人の親の証言 (岩波現代文庫)いじめ自殺―12人の親の証言 (岩波現代文庫)

岩波書店 2007-02
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タイトルからも察しがつくように、

ものすごく、ものすごく…、読むのが辛かったです。。。

いじめを苦に自殺をした子供たちの親によるインタビューと、

著者のエッセイで構成されています。

いじめを題材にした小説や漫画を読むより、

よっぽど辛かった…。

重過ぎて、安易には手が出せないと思います。

親たちのインタビューを読んで、これが現実かと思うと絶望してしまう。

子供たちを守ってくれるはずの学校がもはや敵になる。

いじめをもみ消す学校側の卑劣な態度、

身勝手な教師たち。

罪を認めず、反省の色もない。

そんな学校を訴えたら、訴えたで、村八分にされる。

弱いものが泣きを見るしかないのか…。

そんな社会なのだろうか、それが現実なのだろうか…。

十三歳で自殺した伊藤準君の遺書─。

生きているのがこわいのです。

あいつらは僕のそのものをうばっていきました。

いじめはその人の人生も、人格でさえも奪ってしまう。

”こわい”という恐怖、元いじめられっ子の自分自身、痛いほど分かるつもりです。

自殺するぐらいなら、相手に立ち向かえばいいとか、

言う人も多いと思うけれど、

そんな事、出来たら、いじめを苦に自殺をしたりしないですよ。。。

死ぬ気になれば何でも出来るとか、身勝手な言い分にしか思えない。

著者が後半に述べているように、キャンペーンで、

「死ぬな」、「死に急ぐな」、「強くなれ」

「STOP・THE・自殺」

なんてとんでもない。

自殺をストップじゃなくて、いじめをストップでしょ!

強くなれ、死ぬなじゃなくて、そこまで追い詰める環境をどうにかしなきゃいけないんでしょ!

ほとほと呆れる。。。

★★★★★